ハンドルネーム 名無し

 
 
 
「こんにちは。ユミさん。あなたのページを見させていただきました。あなたの恋に対する価値観。とても参考になりました。僕はどこをとっても平均的な男です。なにか人より優れていることもなく、社会の中に埋もれてしまっている、そんな存在です。ただ一つ、僕はあなたのように疑似恋愛をするような「ごっこ」は嫌いです。これってごっこですよね。僕は今一人暮らしをしています。恋人もいません。本当の恋愛を探すこと。それは今の僕にとって不思議と生きることを感じさせてくれています。」

「名無しさん。短めに書きます。確かに私はごっこが好きです。これってごっこなのかも知れません。でも人生の中で本当の恋愛なんてあるのでしょうか。」

「聞いてください。僕はこの間、3日ほど前に友人の披露宴に呼ばれていってきました。誰が見ても申し分のないとてもさわやかなカップルにみえました。でも・・それだけに、こう思いました。人生の中で本当の恋愛のはてに結ばれる本当のカップルっているんでしょうか。それを考えることに僕は意味を感じます。」

「名無しさん。私は毎日花に水をやります。花は美しさで私をなぐさめてくれます。
私は時々空を見上げます。空は大きさで自分のちっぽけさを教えてくれます。
私は毎朝、公園を横切って仕事に行きます。そのときの枯れ葉を踏みしめる音に、生かされている自分を感じます。
でも・・・じゃあ人は、人に何をしてあげられるというのでしょうか。」

「ユミさん。今僕の部屋はラップトップ型のパソコンが一つあるだけのとてもさみしい部屋です。毎日忙しく仕事に追われ、食事もコンビニ弁当ですましているため野菜がとても不足しています。いや、それ以上に人との出会いに不足しています。
今日、満員電車の帰り、電車の窓を激しく雨が打ちつける中に自分の顔が写っていました。その向こうには、暗く黒ずんだ民家の屋根やマンションの無数の明かりがともり、にじんでいました。ふとその明かりの中に何かを感じたような気がしました。

人が人に何をしてあげれるのか。僕にもわかりません。。。」。。。