2.18 今日誕生日のあなたへ

今夜も綺麗な星がまたたいています。

時計の針が24時を過ぎると
あなたはまた一つ大人になる。

さんざめく名もなき星達は
いつの日か 
その身を照らします。
そしてひそやかに周囲も照らしているのです。
穏やかに 
健やかに…。

あなたが今生きているということ
それは
のどが渇くということ
木漏れ日がまぶしいということ
唄を歌うということ
くしゃみをするということ。。。

あなたが今生きているということ
それは
悲しみ
怒り
笑い。。。

あなたが今生きているということ
それは
誰かと手をつなぐということ
すべての美しいものを感じるということ

それは
仲間に出会うということ。。。

あなたの周りにはたくさんの星達がいて
あなたを照らしています。
それはあなたの笑顔が明るく周りを照らしているからではないでしょうか。

これから雲があなたを隠そうとするかもしれません。
もしかしたら雨が降るかもしれません。
でもみんなの傘があればずぶ濡れにはならない。そんな気がします。
そして
雨はやがて小降りになるはずです。

しょうもないことを言って笑わすことしかできない僕らですが
不器用な僕らですが
今日はあなたがこの世に生まれた日だから
今の僕らにできる
ささやかな贈り物。。。。この手紙を贈ります。


HAPPY BIRTHDAY                 
               




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本当の気持ち

詳しく説明しすぎると

『かたち』がぼやけてしまうことだってあるから

だから 僕は


あまりたくさんを口にはしない。


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無題

17歳が小学校で教諭を刺し殺すという悲しい事件が起きてしまいました。
お願いです。
この事件についてよく考えてください。

ただ単に「怖いね」とか「危ないね」だけじゃなくて
もっと考えてください。

僕達といくつもかわらない人間が人の命をうばっているんです。
どう思いますか?

「門には必ず鍵を。。。」
「学校の管理体制が悪い。。。」
「警備員をつけたほうがいい。。。」
「非常時のマニュアルが必要だ。。。」
こんなことを言ってるジャーナリストってよくいますよね。
確かにとても大切なことです。
でもその前に考えなくてはならないものがあるのではないでしょうか。

僕は別に事件を起こした少年が悪くないなんて言うつもりはありません。
精神鑑定をするらしいですが
その結果によって罪が軽くなることも遺憾です。
未成年という言葉がご遺族に負担をかけていることも十分理解しています。

僕達に今必要なのはそれぞれが意見を持ち、話し合うことなのではないでしょうか。
何も考えなかったら成長はありません。

同じ年代の僕らだからこそ持てる考えもあるかもしれません。


大人のみなさん。よく考えてください。
あなた達も17歳だったことがあるはずです。
だからあなた達には子供の気持ちがわかるはずです。
僕達はまだ大人になったことがありません。
大人の気持ちを理解するにはまだ時間がかかるかもしれません。
だからこそお互いに話すことも大切だとは思いませんか。

子供を見捨てないでください。
子供の考えをないがしろにしないでください。
今は今の大人が作った社会です。
僕達はその社会で生きています。
僕達が作った社会で生きる世代もいるんです。
子供を見捨てないでください。




僕らはよりよいものを作り出す努力を惜しんではいけないはずです。
徐々に社会を背負い始めているんですよ。
新しい社会のために
もっと考えることが必要ですよね。
そしてその考えを忘れなければ
きっといい未来があるはずです。。。








亡くなられた教諭のご遺族の方々のご心痛お察ししお悔やみ申し上げますと共に怪我をされた教諭方のご回復の上お元気にご活躍されますことをお祈り申し上げます。

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プレッシャー

「責任」

あの時すごい体験をしました。


この試合に負けたらしばらくサッカーから離れなくてはいけない。
引退。
がむしゃらに走った。チーム全員で。
でも相手も思うことは同じ。。。

PK戦。



サッカーでもっとも注目を集める瞬間。


それは
PK。

まさに自分との戦いです。
レベルの高い試合になればなるほどプレッシャーは大きくなります。
貴公子とよばれるディビット・ベッカムがあの大会のあの時PKをはずしたのも記憶に新しいですね。
おそらくものすごい戦いが彼の中にあったはずです。

何万もの観客。
何百ものカメラのフラッシュ。
サッカーの伝道イングランドのキャプテン。
今までの努力。
仲間の力。

疲労。。。

PKは迷ったら負けです。
疲労困憊の体にムチ打って渾身の一蹴りをしなければならないときに
迷っていたらどんな選手だって思ったコースにボールを蹴ることはできません。



試合終了のホイッスルと同時に
緊張感はさらに高まった。
PK戦。

足が痛い。
苦しい。
立てない。

・・・でも勝ちたい。

監督のところへ指示を仰ぎに行く。

そういえばいつもガンガンに怒られてた。
試合中は怒鳴られっぱなしで
事あるごとに叱られて
お前なんか絶対出さないからな。
そういいつつも自分を使ってくれた監督。
そして一言

「2番は健。」

絶対決めてやる。
そう思った瞬間だった。

不思議とプレッシャーはなかった。
疲れのせいで感じなかったのかもしれない。

自分の番がきたときも飛び跳ねながらゴールにむかった。
サッカーができる嬉しさをモロに感じた瞬間。
そして右隅のネットが揺れる。
イメージ通りのゴールだった。

次の試合に疲労を残さないようにしなくちゃ。

そんなことを考えていたらいつの間にか
目の前で相手が抱き合って喜んでいた。。。。。
チームメイトが泣き崩れている。。。。

でも自分にはもう涙になるほどの水分が体になかったせいか
涙はでてこなかった。
誰も一言もしゃべらない。
だれか言わないのかな?

「つぎの試合は何時集合ですか」って。。。。。


サッカーはチーム戦である。
よく言われることだが
ミスのないサッカーなどありえない。
お互いに助け合って
チーム全員がそれぞれの仕事をこなす。
それがサッカー。

たとえPKをはずしたとしても
そこまでにいたる過程にそいつが
どれだけ努力をしてきたか
どれだけチームに貢献してきたかを考えると
だれもそいつを責めることはできない。

プレッシャーってのは「重い」ものだけじゃなくて「想い」ものでもあるのかもしれないですね。

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